シトルリンDXの効果や口コミ評判・副作用を徹底分析【薬剤師解説あり】

シトルリンDXの効果や口コミ評判・副作用を徹底分析【薬剤師解説あり】
シトルリンは精力サプリ(精力剤)の定番と言っても過言ではない、人気の原材料の一つです。
シトルリンを精力サプリの原材料にするだけで、売上げはアップするのではという勢いを感じます。

そこで、商品名にシトルリンが入っているほどシトルリンにこだわっていると思われる「シトルリンDX」の真偽のほどを調べてみました。

シトルリンDXの基本情報と特徴

シトルリンDXの基本情報

商品名 シトルリンDX
値段 9,800円(税抜き)
発売年 2015年
販売会社 SIKI株式会社
成分 シトルリン

シトルリンについてはそんなに語らなくてもわかるでしょうというスタンスなのか、シトルリンDXの公式サイトの解説ががとても希薄であることが気になりました。

公式サイトを読み始めて、最初に「んっ?」となったのが「アルギニンを400%配合(当社比)」というキャッチフレーズです。公式サイトにあるままに引用すると、

「より実感力を向上させるために、アルギニンを限界の400%まで増量しました。アルギニン単一サプリとしても十分な程の量を配合しているので、実感力が大幅にアップしました。」

とあります。

これを読んだ人は、この説明から「アルギニンがいっぱい入っているので効果は絶大です。」というように感じるかもしれません。

ここで引っかかるのが、一体何に対する限界なのかということです。

400%配合」というのは、後ろに小さな字で「(当社比)」とありますので、旧製品の4倍量のアルギニンが含まれているということは容易に理解できます。

しかしながら、4倍量のアルギニンを配合する目的がはっきりしません。

アルギニンは塩基性、すなわち、アルカリ性のアミノ酸ですので、過剰に摂取すると、胃や食堂の負担が大きくなり、一日に5g以上摂取すると下痢を伴う可能性のあることが指摘されています。

ただし、アルギニンを豊富に含む代表的な食品は大豆ですが、大豆を乾物として100g摂取しても3g程度のアルギニンしか含まれていないということです。

従って、通常の食生活では不足しがちなアミノ酸の一つであることは間違いなさそうです。

成人男子の一日の摂取目安は2から4gということですので、アルギニンを400%配合(当社比)することで一日の摂取目安量の上限を超えることは無いと思いますが、量が記載されていないので詳細は分かりません。

「アルギニン400%配合(当社比)」について問い合わせてみました

日常的な食生活でも少ないながらもアルギニンは摂取されているはずですので、食生活も考慮して配合量を決めているのかどうかも疑問点の一つです。

どこにも記載されていない以上、メーカーに問い合わせるのが一番ということで聞いてみることにしました。

メーカーの回答は如何に?

二回の発信音でシトルリンDX販売会社の女性の方が電話に出でられました。

「公式サイトにある『アルギニンを限界の400%まで増量』の意味がよくわかりません。教えていただけますか?」
 「公式サイトにあったんですよね?」
「はい、そうです」
「ちょっと見てみます。……あー、なるほど書いてありますね。ちょっと、まってくださいね」
(電話の向こうで、ガチャガチャと音はしていましたが、割と待たされました。)
「お待たせしてすみません。あのう、折り返しお電話差し上げますのでお電話番号をお願いいたします」
「そういうことであるなら、結構です。ただ、そんなに難しい質問ではないと思い、すぐに答えていただけるものと思ってお電話をさせて頂いたんですが……」
「そうなんですか」
「限界の400%という言い方だと凄い量のように思うのですが、こうやって市場に出回っているということは厚生労働省が認可している上限は超えていないと判断できるのですが、何を基準にしてそこから400%にしているのかということが知りたいのです」
 「わかりました。ちょっと上司によく聞いてまいりますので、しばらくおまちください」
(先程以上に、待たされました。)
「お待たせしてすみません。上司が今、席を外しておりまして、帰りましたら、こちらからお電話させていただきますので、お電話番号をお願いいたします」
「それならば、結構です。失礼いたします」

知りたいことはわからないまま電話を切ることになりましたが、何とも歯切れの悪い結末でこの電話のやりとりだけでもその商品の価値がわかったような気もしました。

「アルギニンの限界の400%までの増量」とはユーザーさんたちを引き付けるための言葉であって、何の根拠もない言葉だというように感じたのは私だけでしょうか?

 

アルギニン単一のサプリとしても十分な程の量を配合している???本当?

原材料や成分の表示は、量が多い順に表示することになっています。

シトルリンDXに配合されているアルギニンが「単一サプリとしても十分な程の量」が入っているのが事実であれば、アルギニンの表示は前の方にあると思いきや後半1/3の位置に表示されていました。

もしかすると、他社のアルギニン含有精力サプリと比較したものかもしれませんし、一日の摂取目安量と食生活から摂取されるアルギニン量を加えた安全性を配慮した量なのかもしれません。

結局、シトルリンDXのアルギニン量は不明ですが、表示されている位置から予測すると強調するほどは配合されていないと予測されます。

しかし、食生活でアルギニンを摂取する量には個人差がありますし日によっても違うかもしれませんので、シトルリンDXを摂取することで下痢や胃痛が起こるようであれば摂取を控えた方がよいのかもしれません。

アルギニンの量についてはさておき、シトルリンÐXの看板となっているシトルリンはアルギニンと併用することで相乗効果を産むと考えられています。
これについての詳細は下記のURLにありますのでご覧いただきたいと思います。

参照URL:「マカエンペラーの効果や口コミ評判・副作用徹底分析【薬剤師解説あり】」
https://seiryokuzai-first.com/zoukyou/macaemperor/

 

なぜ、シトルリンがペニス増大をもたらすといわれるようになった???

シトルリンDXは公式サイトで「ペニス増大」とは掲げていませんが、口コミではそのような目的で摂っている人がほとんどでした。

言い換えると、他の商品も含めて、そのようなキャッチコピーがなくても「シトルリン=ペニス増大」というぐらい、シトルリンとペニス増大を一緒に掲げているサイトが多いということです。

シトルリンは体内でアルギニンに変換され、アルギニンからシトルリンに代謝される際に発生する一酸化窒素の働きでで血管が拡張し様々な健康効果を産みだします。

そのような背景があるにもかかわらず、アルギニンではなくシトルリンがペニス増大ともてはやされるのでしょうか?

アルギニンを看板にした精力サプリは無数にありますが、それらの公式サイトを見ても、勃起力がアップするとはあってもペニス自身が大きくなったという書き込みはありません。

勃起力がアップする」ということと「ペニスが増大」という言葉だけを考えてみると、勃起したあとのペニス増大ですから、アルギニンで勃起が起こりシトルリンによって勃起したペニスがさらに大きくなるということになります。

すなわち、シトルリンは勃起を維持し中折れを防ぐ効果が期待できるということを意味していると推測されます。

性生活において一時的に勃起が起こるようになっても行為の間中勃起が維持されなければ、相手を満足させることができません。

アルギニンとシトルリンの相乗効果のメカニズムを考えると、勃起状態を維持できるシトルリンの方が脚光を浴びるということはうなずけます。

メカニズムから考えるとこれが最もシックリくる内容ですが、爆発的なシトルリン人気はそれだけでは無いように感じて薬剤師としての見解を付け加えさせていただきたいと思います。

 

シトルリンは医薬品からサプリへ降格???

知っている人は少ないようですが、シトルリンは「医薬品」であった時期があります。

シトルリンは1930年に日本においてスイカから発見されたアミノ酸です。

血管拡張作用のある医薬品として利用されていた時期もありましたが、2007年に医薬品から外れてサプリメントなどの健康食品としての使用が認められるようになりました。

一時的とはいえ、医薬品として利用されたことのあるシトルリンが、ずっとサプリメントの位置にいるアルギニンよりは何かしら優れたものがあるのではという過大評価もシトルリン人気に拍車をかけているのではないかという見解です。

サプリ成分に降格されたといえども、医薬品として効果を明確にする証拠や臨床結果などが無いというだけで、逆に、効果が無いということが証明されたわけではありません。

そのことは、サプリメントとしての利用が可能であることからも明白ですが、 シトルリン含有の精力サプリを奨励する側では「効果と安全性は医薬品レベルのシトルリン」という都合のいい評価で、ユーザーさんたちを惹き付毛ているのではないかというわけです。

 

シトルリンは「生殖器に関する効果の文献は見当たらない」という報告も!

国立健康・栄養研究所の「健康食品の素材情報データベース」にある生殖・泌尿器の項目では、「シトルリンの有効性を示す文献は見当たらない」となっています。

また、「食品として流通しているシトルリン商品は一般的に品質・規格が明確でないため、それらの商品に医薬品と同等の安全性・有効性が期待できるとは限らない」とも発表しています。

一方、アルギニンでは、生殖・泌尿器の項目では「勃起不全に対する経口摂取での有効性が検討されている。……」と記載されているものの、有効であったりそうでなかったりとケースバイケースとなっています。

シトルリン=ペニス増大説は行き過ぎだとは思いますが、尿素回路という代謝経路の中でシトルリンが体内でアルギニンに変わり、アルギニンの一部が再度シトルリンに戻るということになっていることは事実です。

国立健康・栄養研究所は生殖器への直接的な効果を示す文献は無いにしても、循環器系改善への有効性の文献は存在していますので、血流が関係するEDでは効果が期待できるかもしれません。

ただし、あちこちのサイトに掲げられているような「シトルリンのペニス増大」にまで効果があるかについては、やはり国立健康・栄養研究所のような考えを否定することはできません。

参照URL

国立健康・栄養研究所 「健康食品の素材情報データベース:シトルリン」

国立健康・栄養研究所 「健康食品の素材情報データベース:アルギニン」

 

まとめ

この記事で分かったこと
  •  アルギニンを限界の400%配合した意味を問い合わせるも明確な回答は無かった
  •  公式サイトではアルギニンは単一サプリとしても十分な程の量となっているが肝心の量が分からない
  • シトルリンが「ペニス増大」させると言われる明確な科学的証拠は無い

シトルリンDXの有効性については科学的根拠はありませんし、販売会社の人間ですら回答できないことが信用性を低下させてしまいます。

しかし、シトルリンDXの口コミはかなりいいようですので、利用者は満足しているということであれば何らかの効果はあるのかもしれません。

要は、自分で試してみるしか無いということなのかもしれません。

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