
先日、インターネットで調べ物をしていたときに、私は「技術はここまで進化しているのか?」とある意味感動し衝撃を受けたニュースを知ることになりました。
それが、こちらです。
スマホで精子の濃度と運動率が測れるサービス『Seem(シーム)』 グッドデザイン特別賞[未来づくり]を受賞
この記事の内容
男性にとっては人生を変えるアプリ・サービスかもしれません
精子って、子づくり以外では、コンドームのなかに閉じ込めたり、ティッシュを受け皿にしたりして廃棄してきたわけで(ストレートな表現ですみません)、その濃さや動きなんてほとんどの人が考えたことも想像したこともないと思うのです。
ましてや、医師や医療機関の職員に自分の精子がどんなものか見られるなんてことは恥ずかしい以外の何物でもなく、耐えがたい屈辱のような気がしてなりません。
自分の精子の濃さなどを知ろうとする不穏な動きがあろうものなら全力で阻止したい。そう思えるでしょう。
それは、自分が種なしかも、子どもができないのは自分のせいかも、という今まで曖昧で知らなくても許されていた答えを知ることになる、場合によっては知らなくて良かった事実と向き合うことになり、人生を一変させる可能性もあるからです。

しかし、私のように30代になると、時間の有限を悟ります。そして既婚の友人と飲んだりすると不妊治療に通っている話題さえ聞くようになるのです。
他人事ではないんですよね…
パートナーがいない間であれば、何も知らないで大丈夫。
それでいいのかもしれませんが、愛するパートナーができて将来を共にしたいと思ったとき、そうはいきません。パートナーもまた赤ちゃんを授かれるチャンスは限られています。与えられた時間は少ないのです。
だからこそ、一刻も早く答えは出さないといけません。男は逃げたらダメなのです。答えを明確にすることで、他の対策や選択肢をチョイスすることができるようになります。ですので私はパートナーの求めがあればもちろんですが、愛するパートナーができた時点で、このサービスを積極的に受けたいと思いました。
自分の精子の濃度と運動率がわかるスマホアプリ「Seem」について
「Seem」は、スマートフォンで自分の精子の濃度と運動率がカンタンに測定できる株式会社リクルートライフスタイルによるサービスです。
「2016年度グッドデザイン賞」がSeemを特別賞に選んだのは、今まで注目されていなかったメンズヘルスへの関心を高め、デザイン性にも優れた商品であるからだとしています。
現在、商品化に向けたテスト販売はすでに完了しているとのことで、年内の製品販売開始に向け準備を進めているそうです。
早ければ、2016年中に、スマホで自分の精子の濃さや運動率がわかってしまうんですね。
Seem(シーム) | スマホで手軽にできる精子セルフチェック
どのようにして、精子の濃さや運動率を測るのかといえば、別売りのスマホ顕微鏡レンズが入った「Seemキット」を購入し、スマホ顕微鏡レンズをiPhoneのフロントカメラにセットして精子を動画撮影するだけなのだそうです。
動画がアプリによって自動解析され、結果が表示されるのです。
一喜一憂はNG、あくまでも簡易検査、くつがえらない決定項目ではない!

ここで、注意なのですが、精子の濃さや運動率は、一定ではないようです。つまり、体調が悪いとき、病気のとき、ストレスが溜まっているとき、禁欲しているときは、それなりの結果しか出ないようです。
つまり、この検査は、体調がすこぶる良いとき、病気が回復してしばらく経ったあと、ストレスを解消して精神的負荷がないとき、適度に射精を繰り返しているときに有効なのではないでしょうか。
あくまでも簡易検査キットですので、不本意な結果などが出た場合でも落胆せず、日を改めての検証のほか、医療機関で詳細な検査も受けるようにしてください。