EDに陥ったと自覚している男性にとって「勃たない」という事実には、あまり向き合いたくないものです。
この「勃たない」という事実にも、実を言うと段階と程度があります。
- マスターベーションでも射精をするときにも勃たない
- マスターベーションでは勃起も射精も楽勝なのにセックスでは勃たない
- 前戯まではいい感じだったのに、いざ挿入しようとすると元気がなくなる
- 挿入はなんとかできたけど、中で元気がなくなる・中折れする
この段階や程度も、セックスをするときの体調や気分に左右されるため、良いときもあれば悪いときもあり、毎回同じということはなく一定ではありません。
男性機能の低下に直面してはじめて、男は単細胞ではなく、意外と繊細にできているんだなと実感するのではないでしょうか。
EDになると、女性パートナーにみっともないところを見せたくないから、男として自信がなくなりそうだからといって、男性機能が回復しない間は、セックスやマスターベーションを封印しようと思っている方は、ちょっと待ってください。
個人的には、マスターベーションの回数を減らすのは、一時的ならアリだと思います。
マスターベーションも意外と体力を使います。
そのため、疲労が蓄積しているときのマスターベーションは控えて、体力がある程度回復するまでは、毎日している方は2日に1回、2日に1回している方は3日に1回という具合に頻度を減らすのは大賛成です。
ひとりエッチで勃つ人は心因性EDの可能性が高いです
マスターベーションでは普通に勃起するという方は、心因性EDの可能性が高いので、女性パートナーとのセックスの頻度を減らすのは考えものです。
セックスができる機会を自分から遠ざけてしまうと、女性パートナーも良い気持ちがしませんし、セックスの機会が遠ざかれば遠ざかるほど、「また勃たなかったらどうしよう」とか「挿入できなかったら」などと心配したり緊張したりして、ますます心因性EDの深みにハマっていくことになります。
女性パートナーが、ある程度優しくて寛大であれば、そこは甘えて挿入しないセックスを楽しもうと開き直るほうがEDを早期に克服できる可能性があります。
挿入しなくてもセックスを楽しめる3つの方法
セックスの目的は、夫婦であれば、子どもをつくることだと思うのですが、人生設計において子どもはつくらないと考えている夫婦やカップルなどにとっては、性欲の処理やストレス解消だったり、お互いの愛情の確認だったりします。
そういうことからも、男性機能低下を理由に女性パートナーとのセックスを遠ざけることはしないほうが良いでしょう。
それでは、挿入しなくてもセックスを楽しめる3つの方法をお伝えしたいと思います。
1.女性パートナーの性感帯を探してみる
女性がセックスに応じてくれるのは、女性もセックスで気持ち良いと感じるからです。
もちろん、挿入することで得られる快楽もあるとは思いますが、性感帯はそこだけではなかったりしますので、女性パートナーが満足できるように、性感帯を探してみると良いでしょう。
察しが良い女性パートナーなら、自分の方から性感帯を教えてくれたり誘導してくれたりすると思います。
2.普段使わないローションなどを使ってみる
もしかすると女性パートナーとのセックスは、ごくごくノーマルなものなのでマンネリ化していて勃たないのかもしれません。
男性側が勃たないということは、女性パートナー側も濡れない可能性があります。
お互い乾いた状態では、傷つき炎症を起こすこともありますので、お互いの性器のために潤滑油代わりにローションを使って、いつもと違う感触を楽しんでみてください。
3.目隠しで責められてみる
セックスのときに、いつも前戯のときや挿入前まではいい感じで勃っている方は、挿入しようとする場面を目の当たりにさえしなければ性交がうまくいく場合があります。
女性パートナーに目隠しをしてもらって責めてもらい、わからないうちに挿入してもらえれば、心因性EDを克服できる場合があります。
ポリネシアン・セックスもおすすめ
EDに陥った事実は変えられませんが、改善するまではその状況を楽しんでみようと思う勇気も必要です。
また、ほかのコラムでは、抱き合うセックス「ポリネシアン・セックス」についても取り上げていますので、興味のある方は合わせて読まれてみてください。