EDは心血管系の病気をはじめとする生活習慣病かも

心血管系の病気や糖尿病などは、EDにつながりやすいとよくいわれています。

EDになると、まずはドラッグストアやネットで何度か、精力剤を試してみる方も多いと思います。

それでも改善が見られなかったら……血行障害、つまり心血管系の病気や糖尿病などに罹患した可能性を考えてみる必要があります。

そんな場合、皆さんだったら、どうされますか?病院にいきますか?それか人間ドッグか……?

EDにはなっていても、まだ血圧や心臓などに異変が起きていない場合、いきなり、病院を受診するのは少し抵抗を感じませんか?

病院で「どこが悪いのか」と尋ねられた場合、説明するのに結構、ハードルが高いです。

しかし、人間ドッグなら、その必要なく、淡々と検査をこなしていき、結果さえわかればいいわけです。

心血管系などの異常が出れば、早めに病院を受診します。

EDがなぜ、心血管系の病気と関連がある?

EDになっても、なかなか認めたくなくて、ネットで精力剤を色々、購入しているうちに動脈硬化を進行させて、病院を受診したときには重症化していたということは十分にあり得ることです。

 

心血管系障害で陰茎動脈の血流悪化

心臓にある三本の動脈(冠状動脈)などの重要な血管が狭くなったり、硬くなったりして血液がスムーズに流れなくなるということは冠状動脈よりも細い陰茎動脈は当然、動脈硬化をおこしていると考えることができます。

冠状動脈よりも陰茎動脈のほうが細いことから、血流の悪さは陰茎動脈のほうが先に出現することが多いです。

動脈硬化が全身に及んでいたとしても、どの部位により強く硬化が進んでいるかでEDの出現の仕方も変わってきます。

また、心臓だけでなく高血圧も動脈硬化が原因です。

 

高血圧症状を放置すれば、何れ心臓にも負担がかかってしまうので、心臓病と高血圧を一度に抱えてしまうケースもすくなくありません。

何れにしても、EDと動脈硬化の関係は密にあります。

 

心臓治療薬「ニトログリセリン系医薬品」とバイアグラの併用は禁忌

動脈硬化などが原因で狭くなってしまった心臓の周りの血管を広げるために、ニトログリセリン製剤を処方されることがあります。

バイアグラもニトログリセリンと同じ作用機序で血管を拡張させます。

そのため、血圧が下がり過ぎるというデメリットを産みだします。

また、不整脈治療薬(アンカロン100)もED治療薬との併用は禁忌です。

バイアグラなどのED治療薬を飲んでいるときに心臓の治療薬を飲むことになった場合、ED治療薬を飲んでいることを必ず、医師に伝えましょう。

参照URL:ED大辞典「心臓病と ED【勃起不全】」

https://www.hama1-cl.jp/ed_dictionary/cardiopathy_ed/

 

 

血圧降下薬はEDの原因になる

血圧が高いと会社などの検診で指摘を受けていてもEDは何とか免れていたのに、高血圧の治療薬を飲み始めると、EDになってしまったという場合もあります。

 

血圧降下剤を飲んでいる人は飲まない人よりもEDになりやすい

高血圧の人は明らかに健康人よりは動脈硬化が進行しているため、EDになりやすくなっています。

そこに高血圧を治療するために、副作用の一つにEDもある血圧降下薬を飲まなくてはいけません。

この二重苦でEDになる可能性がさらに高くなるわけですが、血圧降下薬を飲む人と飲まない人のEDになる確率は飲んでいる方のほうが高いという報告があります。

だからといって、高血圧を放っておくわけにはいきませんので、EDのことは棚におき、血圧降下剤を飲まれる方も少なくないはずです。

 

EDを起こしやすい血圧降下剤

近年、医学や科学の発展もあって、色んなタイプの血圧降下薬が発売されています。

その中でEDの副作用が大きい代表的な血圧降下薬は利尿薬(古い摂らん・アルダクトンA4など)、カルシウム拮抗薬(アムロジンなど)、βブロッカー(アーチストなど)があります。

※注意:医薬品名は先発メーカの医薬品名を掲載しています。

参照URL:NCBI「World J Nephrol. 2015 Jul 6; 4(3): 379–387. 「Erectile dysfunction in chronic kidney disease: From pathophysiology to management」

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4491929/

参照URL:新橋ファーストクリニック「EDをおこす可能性の薬剤」

http://ed.first-clinic.jp/blog/?p=124

参照URL:ED大辞典「薬剤性 ED【薬剤性勃起不全】」

https://www.hama1-cl.jp/ed_dictionary/about_ed/drug_induced.html

 

脂質異常症(高脂血症)もEDの原因

生活習慣病の一つでもある高脂血症もまた、動脈硬化をおこし、血管へのダメージが強く、細い陰茎動脈が真っ先に悲鳴を上げてしまいます。

コレステロールや中性脂肪の値が高いと指摘を受けた場合、表向きは健康でも身体の内部ではすでに動脈硬化が進み始めていると考えられるため、早めの食生活の見直しがEDを予防します。

 

脂質異常症の治療薬はED治療薬との併用は可、しかし……

脂質異常を正常化する薬も色んなタイプがあります。こちらは心臓の薬はとは違って、ED治療薬との併用はできます。

しかし、生活習慣病といわれる病を抱えている方は、心臓病と高血圧、心臓病と脂質異常症、高血圧と脂質異常症と心臓病など、たくさんの病気を抱えていることがあります。

そのため、心臓病の薬、血圧降下剤、脂質異常改善薬を一度に処方されることも少なくありません。

従って、飲んでいる薬が脂質異常症治療薬だけなら、ED治療薬との併用も可能ですが、同時にニトロクリセリン製剤やアンカロン100なども飲むようであれば、ED治療薬の選択はできません。

このようなことから、2つも3つも生活習慣病といわれる病気を同時に抱えてしまえばしまうほど、EDの治療は困難を極めていくわけです。

 

生活習慣病の代表的な病気といわれる糖尿病とEDの関係

糖尿病がEDを誘発しやすいということはよく知られています。

糖尿病ED発生率は健康人の2〜3倍と言われています、糖尿病のように高血糖状態が続くと血管や神経にダメージを与えてしまいます。

まず、動脈硬化が進行し、血流が悪くなり、EDの発生となります。

また、神経へのダメージもEDの発生につながります。

性的な刺激を脳で感じ取ると、それが陰茎に神経を介して伝達され、勃起するわけですが、糖尿病で高血糖状態が続くと、この神経が損傷されやすくなります。

そのため、脳から陰茎への情報が上手く伝達されず、EDが起こるわけです。

糖尿病性EDといわれるぐらい糖尿病患者さんは、EDを高率に発症します。

参照URL:ED大辞典「糖尿病と ED【勃起不全】」

https://www.hama1-cl.jp/ed_dictionary/diabetes_ed/

 

精力剤で生活習慣病の予防はできる?

心血管系の病気をはじめとする生活習慣病はEDを引き起こしやすいことがわかりました。

精力剤は精力アップ、男性性機能低下の改善、予防を目指します。

ということは、精力サプリは生活習慣病を予防する働きもあるということになりませんか?

なりますよね。

精力サプリとしても名高いマカやクラチャイダムの効果は抗酸化作用が強く、老化を遅らせたり、血行を良くしたり、ミネラルも豊富です。

つまり、精力サプリは健康維持のためのサプリメントとしても通用するということです。

精力サプリの公式サイトは、バイアグラほど出なくても、割と短期間(一ヵ月とか)効果が出現といった誇張的な文句を散りばめています。

 

しかし、短期間で効果があると謳っているものほど、はっきり言って嘘っぽく感じて仕方がありません。

EDの原因が長く乱れた不摂生な生活などからくるものであれば、やはり改善にもその分、時間がかかります。ましてやほとんどが医薬品ではなくサプリメントという食品ですから。

時間をかけて改善していったほうが安全で確かな効果も得られやすいと考えます。

 

まとめ

チェックリスト
  • EDと心臓病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病の関係は強い
  • 糖尿病によるEDの発症率は高い
  • 精力サプリは実は生活習慣病のサプリメントとしても有効

 

今回は、生活習慣病などがひきおこす動脈硬化を主にした器質性EDについての解説でした。

EDは動脈硬化ばかりが原因でおこるものではなく、うつ病など心因性からくるEDもあります。

もしかしたら、器質性ED以上に改善が難しい場合もあるでしょう。精力サプリがどこまで、心因性のEDの改善に踏み入れることができるか、次回にでも検討してみたいと思います。

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