ED(男性機能の低下)に繋がる4つの原因をまとめてみました

EDが起こるファクターとしては加齢の影響が大きいということですが、海綿体に血液が送り込まれて起こる勃起という現象が抑えられる、すなわち、血液が海綿体に流れなくなる原因は精神的な原因と肉体的な原因の二種類に大別され、前者を機能性勃起障害、後者を器質性勃起障害と呼びます。

両者が原因となる混合型もありますし、特殊なケースとして、初めて性交を行うという緊張や不安からEDになること、あるいは、別の病気の治療で使用される薬の副作用として勃起障害を起こすこともあります。

新婚初夜からEDに陥るケースは新婚性勃起障害と呼ばれるそうですが、婚前交渉や同棲といった現代の世相からすると必ずしも新婚性というわけでもなさそうです。

EDが疑われる時には原因をはっきりするために泌尿器科を受診することになりますが、症状が症状だけに不安はいっぱいです。

そこで、EDのタイプ別について解説しながらどんなことが原因で起こり、どうやって診断されるのかを解説することにします。

EDの原因は機能性と器質性の勃起障害の2種類だけではありません!

原因の所在によって治療方法も変わってきますので、「何故EDになっているのか?」を明確にしなければ治療することはできません。

体の機能として血流、あるいは、陰茎そのものに問題があるのに、男性ホルモンをいくら投与しても改善は期待できません。

 

①器質性勃起障害

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勃起中に陰茎に過剰な圧力がかかり陰茎内部の血管が破裂するといった致命的な陰茎折症が起これば勃起どころではありませんし、そこまで行かなくても陰茎に外傷があり陰茎海綿体に血液が流れない状態になる可能性もあります。

海綿体内部の血管の狭窄や閉塞といった血管障害でもEDは起こります。

年齢を重ねた方は、これまでの生活や食事によって動脈硬化になっていることも多く、それが健全な血流を阻害し、男性機能低下を引き起こしている可能性があります。

また、脊髄の手術や副作用によってEDになるというケースもあります。

さらに陰茎そのものに問題は無くても、海綿体に血液を送るためのホルモンを合成する器官や神経系統にトラブルによってEDになる可能性も十分考えられます。

前立腺がんや膀胱がん、直腸がんなど、骨盤にある臓器を摘出する手術で、男性器付近の血管や神経を損傷しEDとなる場合があります。

また、交通事故などによる脊椎損傷でEDとなる場合もあります。外傷の場合、程度によって時間はかかりますが治癒する可能性が高いようです。

 

②機能性勃起障害


心因性勃起障害とも呼ばれますが、陰茎やホルモンの分泌など肉体的な異常が認められないにもかかわらずEDが起こっているケースです。

心の中まで検査する方法はありませんので、様々な検査で原因を特定できない時には心理的な要因によるEDとされることになります。

肉体的な問題から軽い、あるいは、中程度のEDを発症することで精神的に落ち込み、EDが悪化するという器質性勃起障害と機能性勃起障害をミックスしたような原因によって起こるEDもあります。

最近では年齢に関係なく若い方にも顕著に見られ、10代や20代の男性でもカウンセリングや治療のために受診する方も増えているようです

仕事や家庭でのストレスや、パートナー(妻や恋人)からの何気ない言動がきっかけでEDになる方も多いようです。

また、神経に障害があれば、この指令がうまく届かないために勃たない可能性があります。主な神経の障害は、脳出血や脳腫瘍、アルツハイマー病などです。

 

③新婚性勃起障害


新婚旅行先での初夜において勃起が起こらない、あるいは、途中で萎えてしまったことにより、性交を行うことが出来なくなってしまうという勃起障害です。

先に記述した通りで、結婚していなくても初めての性交で勃起せずに失敗するケースはありがちな話ですが、結婚という状況下においていつまでも性交できないというのは離婚に至る場合もあり深刻な問題です。

新婚性勃起障害は心因性の場合が多く、興味深いデータとして見合い結婚の男性が圧倒的に多いというのがあります。

女性に対する免疫が少なく、結婚に至っても不安や緊張からEDになるということかもしれません。

 

④薬剤性勃起障害


日本のED患者の内で服用している薬剤の副作用としてEDになるケースは数%程度だそうですが、解熱剤や消炎鎮痛剤、睡眠薬といった普段から慣れ親しんでいる薬でも勃起障害が起こることはあります。

勃起には血流が関係しますので、不整脈の治療薬や血管拡張剤、降圧剤、利尿剤、高脂血症の治療用の薬などの循環器系の薬には勃起障害が副作用であるというケースは多いようです。

他にも、抗うつ剤や向精神薬に代表される長期的に服用される神経系の薬には、勃起障害やEDが副作用にあることが記載されているものも多数あります。

過度な飲酒や喫煙だけではなく、規則正しくない食事や生活を続けている方は、生活習慣病にかかりやすく、注意が必要です。

男性機能低下原因として最も多いのが、この生活習慣病です。

生活習慣病の代表格は、糖尿病や高脂血症などで、男性機能の低下を「疲れているから」、「年だから」と放置していると見落としてしまう恐れがあります

そのほか、前立腺肥大や腎不全など泌尿器科系の病気が原因となっている場合もあります。